ナチュログ管理画面 キャンプ キャンプ 近畿 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報
VWトゥーランとともにアウトドアしています。

2009年01月23日

技術の継承 曳船とは!?

先日、木造船が復活しました!と、いう記事をアップしたことをご記憶でしょうか。

その木造船はかっての保津川の水運を一手に引き受けていた大切な交通手段でした。

今や、下った保津川下りの船はトラックに乗せられ上流に戻ってきます。しかし昔は・・・
川を下ったあと、曳船され人力で川を遡るのでした!

その姿が再現され、技術の継承が行われました。

技術の継承 曳船とは!?

かつての保津川・曳舟の様子
今回お送りします記事は、NPO法人「プロジェクト保津川」様に協賛し、広く保津川で行われた出来事を知って戴くことを目的としております。記事はもとより写真についても提供を受け、当ブログにてお送りしております。

技術の継承 曳船とは!?

木造船が出船します。関係者の皆さんの喜びは想像を超える事でしょう!
FRP船を見慣れているととても新鮮に映ります。

技術の継承 曳船とは!?

この記事の元になっている「プロジェクト保津川」さまの記事の中で印象的な事が記載されていました。

それは櫂の音がぎぃ~ぎぃ~とFRP船より大きく響くことです!
やはり本物の木と木がぶつかり合い、本物の音と言うものが如実に表れていると感じました。
これは櫂をひいた船頭さんが一番感じられたのではありませんか。
船頭さんも世代交代されていくことでしょう。昔を知る方も減りっている中で、今回の出来事は貴重な体験であったに違いありません。

技術の継承 曳船とは!?

実際に自分たちが操船して下った船を引き上げることを、想像したことも少なかったのでは?と、推察します。

今やトラックに乗せられ船は戻っていき、船頭さんはJRで戻る日常では過去どのような艱難辛苦が行われていたかなど、思いもよらない事であったでしょう。それが今自分達の手で遡っている自負は、参加された方々の胸に焼き付いたことでしょう。

技術の継承 曳船とは!?

作業は21日~22日にかけて行われています。

21日はJRで表現すると亀岡~保津峡間

22日は保津峡~嵯峨嵐山間で行われています。

特に22日は年末にσ(・・*)が歩いた場所をほぼトレースしてると思われます。

技術の継承 曳船とは!?

゛(*・・)σ【】ぽちっとな♪ して戴くとその記事に゛(ノ・o・)ノジャーンプッ!します。

実際には記事にいたしましたがρ(・д・*)こんなところを歩いて行きます。

技術の継承 曳船とは!?

この道を使って引くというのは本当に大変な事であったでしょう!

技術の継承 曳船とは!?

河原の歩きやすい場所を選んで船で渡りながら曳舟をしたと記載がありました。

技術の継承 曳船とは!?

矢印が川の流れです。まさに流れに逆らって引き上げています!

実際にはその当時は船下りと筏下りの2種類が水運を担っていました。
筏は下りっぱなしでいいですが、船はそうもいかず引き上げていきます。
その時綱を架けている船と筏が出会ったらどうなっていたでしょう・・・筏が綱を切った!なんて事もあったようです。

そんな先人が苦労していた曳舟の技術は、この2日間で映像としても記録されたということです。
それ以外にも多くの船頭さんが体験されたように聞き及んでいます。

わが町の歴史的無形文化遺産とも言える今回の行事の継承現場に、ブログを通して少なからずとも立ち会えた事は幸せです。

文中記事および写真の多くを「プロジェクト保津川」さまにご提供していただけました。
ありがとうございました!
今後も機会がありましたら続報および記事としてアップ出来ればと思います。

タグ :保津川

同じカテゴリー(徒然記)の記事画像
らーめんふぉーく?
プロ論
Take a picture
ヒューマンスケール
キョリ測
...((((=・o・)ノ go♪沖島!
同じカテゴリー(徒然記)の記事
 ブログについて (2009-10-23 06:30)
 らーめんふぉーく? (2009-10-22 06:30)
 プロ論 (2009-10-20 06:30)
 Take a picture (2009-10-14 06:30)
 ヒューマンスケール (2009-10-12 06:30)
 キョリ測 (2009-10-09 06:30)

ρ( ̄∇ ̄o) 皆様のコメント
書きましたが、何故かこのことが鮮明に頭の中に居るんです・・・・
?(・_。)?(。_・)?
ハテハテ???
ご苦労様でした。
Posted by ゆうとまま at 2009年01月23日 07:20
今プロジェクト保津川見てきました
仕事とは言え苦労された昔が目にしみます
和歌山にも北山川に筏下りが復元され観光化されています
筏は流しっぱなし、舟は元に帰さなければ行けませんよね
昔の海運事業の偉大さの一環を見た気がします
いつもの事ですがnaruさんの目の付け所は私の教養を高めさして下さいます
感謝です
Posted by ショウタン at 2009年01月23日 10:30
今回も素晴らしい記事をありがとうございます <(_ _)>
川の流れに逆らって引き上げていく。。。それがどんなに困難な事か想像もできません。恥ずかしながら (_ _;
当時は保津川の交通手段だったんですね、沢山の人達が力を合わせて引き上げていったんですね。
はふぅ~ 沁みます (*^o^*)
Posted by プリンママ at 2009年01月23日 12:16
大きな写真でご紹介いただきありがとうございました!

実は、音も違うのですが、乗り心地も違うんですよ!FRP船はかなり硬いので、つねに微振動があるような感じですが、木造船は柔構造なので、ゆったりと揺れる、そういう感じです。海の漁師さんで昔ながらの漁法で漁をされている方の中には、作業がしやすいこと、そして夏もあまり暑くならないことから好んで木造船を使われる方も多いそうです。

昔のように、農閑期にのんびりと副業としてされていた時代と違い、現実問題として年間30万人ものお客さんをさばくには、壊れないFRP船の存在は欠かせないのですが、こうして「文化」として残していくこともまた大事なのかな、と思いました。

。。。と書きながら、実は私は「関係者」でありながら1回もまだ乗ってないんです!木造船で保津川下りスペシャルツアーをやってみたいなあ、と考え中です。
Posted by さだ at 2009年01月23日 13:15
【ゆうとままさん】
やはり熊野や古座とかさなるのではありませんか?
子供の頃の川の記憶かな?いいですよね〜流れる川をボーって見てたいです(^-^;
Posted by naru“o( ̄‐ ̄*) at 2009年01月23日 20:13
【ショウタンさん】
プロジェクト保津川を見て頂きましたか!ありがとうございます!
関係者の熱い思いが伝わってきますね!地元でもあまり知られていない事も多いと思うのです。私もそうでした。いろいろ勉強になりました!知っている事ってほんの少しだけって事があります
それならば、違った知識を少しでも吸収できればと思ってます。
少しでも皆さんのお役にたてれば幸せですし、地元を知る事が出来ればと考えています(・∀・)
Posted by naru“o( ̄‐ ̄*) at 2009年01月23日 20:22
【プリンママさん】
暖かいコメントありがとうございます!
アウトドア記事でなく、地元記事ですが、少しでもこの素晴らしさを伝える事が出来ればと思ってます!
ひとくちに川を遡るって大変ですよね!流れが急な所はホントに命がけだったと思います(^-^;
先人の知恵とご苦労が後世まで伝わりますように!
Posted by naru“o( ̄‐ ̄*) at 2009年01月23日 20:27
【さださん】
ちゃんとご紹介できましたか?伝える難しさを感じながら記事に致しました(^-^;
客観的に情報を吸い上げて伝える!なかなか勉強になりました!提供いただいた流れている写真を見ていても皆さん楽しそうだし、乗りたいと思います!イベントがありましたら宜しくお願いしまーすヾ(^▽^)ノ
今回の取り組みは皆さん一致団結している姿が全面に出て素晴らしいです
2日目の朝は出勤が少しゆっくりだった事もあって、保津峡駅に集結している人達を横目に電車に乗ってました!
明日もイベントですね〜会場でお会いしましょう(・∀・)
Posted by naru“o( ̄‐ ̄*) at 2009年01月23日 20:46
海の漁師だったおじいちゃんによく乗せてもらってました、木の船。
木でできてるから、へりのとかに使い込んだ細かなキズや窪みがあって。
年をとったおじいちゃんそのものイメージでした。
木はいきものだから、やっぱりプラスチックなどとは違って、やさしい感じがしますね。いろんな点でエコな素材だし、これからもっと見直されるべきだと思います。 それにしても、ラストの写真の瀬は、キツイでしょうね!(笑)
Posted by ibex at 2009年01月24日 00:52
すみません、文章内容とは関係ないのですが、
最上段の”ゴルフトゥーラン&Field-note”のバックになっているアオサギの写真は、naru&sakiさんが撮影されたのですか?

なんだかプロの写真のように見えます。凄い!
Posted by 松 at 2009年01月24日 12:01
【ibexさん】
木の船って見かける事がなくなりました。
子供の頃はため池なんかにも一艘ぐらい浮いてましたね~
修理が簡単に行えるというのもエコですね。FRPなら強いけどもし廃止するときはややこしそうですね。木造の方がリユースもできるし・・・。
でもエコな方向に行っているのはサスガ!
Posted by naru@(*'ω'*)@お休み at 2009年01月24日 20:41
【松さん】
過分なお言葉ありがとうございますペコリ(o_ _)o))
何分待ったかな・・・ジリジリ近づいて撮ってみました!
これからも精進します~
Posted by naru@(*'ω'*)@お休み at 2009年01月24日 20:44
そるとさんの先導で荒川をちょっと下ってヽ(´ー`)ノ ひゃっほう♪を楽しんだぞらびーさんが川の中をダッキーを引っ張って戻ってきましたが、あれでも相当大変みたいでしたからこの曳舟は大変のレベルを超越しているでしょうね!
Posted by Chum88Chum88 at 2009年01月24日 23:19
【Chum88さん】
やっぱり流れに逆らうのは大変ですねぇ~
船の重量も関係すると思うので如何に効率よく引っ張るかがテクニックだと思います。
Posted by naru@(*'ω'*)お休み at 2009年01月25日 10:00
>Chum88さん、naruさん

今回、指導してくださった88歳の元船頭・上田さんのお話では、最難関の小鮎の滝なんかは、斜めに横切るように、「一瞬」で曳き上げたそうです。逆にモタモタしていると、舟が横を向いてひっくり返ってしまうとか。理屈は分かるのですが「一瞬で」「ひょいっ、と」と云われても、「どうやって??」と思ってしまうのです。

実は予行演習の時はもう少したくさんの場所で試してみたのですが、危険ということで見送った場所もいくつかあったりするんですよ!
Posted by さだ at 2009年01月25日 11:18
(´▽`)ノ

去年GWにグモちんでくだったとき

竿穴とは別に綱ずれの跡のようなのがあったように思うんですがっ

カンチガイかな

あ、関係ないけど花の慶次に出てくる岩兵衛はたしか曳船の一族だったような
Posted by (´▽`)そると(´▽`)そると at 2009年01月25日 20:36
【さださん】
一気に引き上げるって・・・そんな簡単に上がるモノですか?
先人は知恵と度胸の2本立てでのりったのですね!
慣れない事をするのだから慎重に・・・と、言うことですね!
ケガをしたらこの催し自体がダメになってしまいますからね!
Posted by naru@(*'ω'*)お休み at 2009年01月25日 22:39
【(´▽`)そるとさん】
!(^^)!ピンポーン 正解! よく覚えていましたね!
道中の大変さがわかる遺構は沢山ありましたね。ドレもが物言わぬ証人ですよね!

花の慶次・・まだ不勉強でして・・・(6 ̄  ̄)ポリポリ
Posted by naru@(*'ω'*)お休み at 2009年01月25日 22:45
こんばんは

実に絵になると思いますが、実際に曳かれている方は、大変でしょうね。
昔はこれが普通だったと思うと頭が下がります。
現代人はすべてに楽しすぎているのでしょうか。
Posted by ADIA at 2009年01月27日 21:09
いやぁ、作っただけではなくて、曳き上げまでを実践したのはすごいですね…!

とても貴重な体験でしたでしょうね…。
Posted by naminosabaohnaminosabaoh at 2009年01月27日 23:10
【ADIAさん】
現代人が堕落したとは思いませんが、便利さと引き替えているモノはあると思います。文明から享受していることは悪ではありませんが、絶やした技術は戻ってこないでしょうね・・・。
Posted by naru@(*'ω'*) at 2009年01月28日 06:20
【naminosabaohさん】
知ることは生きることです。技術を継承していくことは難しいと思いますが、今は映像があるので記録さえしっかりしておけば、忘れ去られることは少ないでしょうね!
Posted by naru@(*'ω'*) at 2009年01月28日 06:22
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
技術の継承 曳船とは!?
    コメント(22)