ヒューマンスケール
先週お送りした沖島ですが、よくよく考えて見ると街並み自体が面白い構造となっていました。
大昔、卒業制作で集合住宅の研究を行ったのでちょっと考察してみます。
その頃参考にしたのでが「軍艦島」や「同潤会」です。
軍艦島は炭坑の島として栄えたのち、閉山され以後立ち入りが制限された廃墟の島デス。
今年から一部だけ公開されているのでニュースでご存じの方も多いのでは?
同潤会は今は無き青山通りに面して立っていたレトロな集合住宅です。
本棚に残る資料
その中でも特に参考にしたのが「軍艦島」です。
この本は風化が進む前に行われた実測資料集です。
島内の建物の配置から、廊下の寸法や畳の寸法mで事細かに実測されています。
これを参考に卒業制作を行ったモノです。
この資料のスゴイところは手書きの図面なのです。
当時はPCも無いし、CADもないですから当たり前なのですが、ちょっと感動します。
多分こんな仕事をしている方しかわからない感覚だとは思います(´ー`A;)
さて先般の沖島ですが、当たり前ですが島内を縦断すると反対側も琵琶湖です。
その反対側に出るにしてもメインの道路という感覚ではなく路地感覚デス。
この路地の向こうに見えるのが琵琶湖・・・
あたりまですが琵琶湖に囲まれているというのが実感出来ました。
島内には車が見あたりません。路地が狭すぎて通行できないのが実情ですが、究極のエコを実践しているとも言えますね。
島内の移動はρ( ̄∇ ̄o) コレ
自転車や手押し車が交通手段です(。・ω・)ノ
このサイズがこの島の基準モジュールに使えそうデスね。
それより狭い路地は存在しますが、目的によって使い分けているのでしょう。
ちょっと過去の勉強を思い出す事ができた沖島でした\(^▽^)/
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