源氏物語 その1

narusaki

2007年12月23日 06:30



本日より、不定期ではありますが源氏物語について語っていきたいと思います。

ご存じ源氏物語は平安期を代表する長編小説であり、内容についてもストーリーの秀逸性などから日本を代表する文学であることは間違いありません。
ただし、学校教育の一環ではこの物語の名前程度しか勉強せず内容についてはほとんど触れられていないのが実情です。
かく言うσ(^_^)もその一人であり、源氏=源頼朝を筆頭とする源氏の関係者の話かと思っていたぐらいです。

さてこの話の特徴で、σ(^_^)がもっとも惹かれる部分と言うのは、各段落である「帖」である名前の付け方が見事であり、美しい点です。そしてその内容です。物語の一環としてではなく独立した内容としても完結されています。

源氏物語は54帖まで話があり、1帖の「桐壺(きりつぼ)」から54帖「夢浮橋(ゆめのうきはし)」まで優雅で特徴的な名前がついています。
実際には作者である紫式部が付けたのではない説もありますが、この各帖の名前があればこそ源氏物語がわかりやすく今まで継承されてきたのでありましょう。

この話の進行、内容はともかく各帖の中で「末摘花(すえつむはな)と言うのが気に入っている部分です。
これは6帖は主人公・光源氏が20歳前の出来事です。
そしてここに登場する女性の名前です。
源氏物語に登場する人物の中で、美貌を持つわけでもないが光源氏と結ばれる。艱難辛苦を味わう苦労人として登場します。
一時期光源氏にも忘れられ困窮の生活を送りますが、光源氏を信じて待ち続ける末摘花に光源氏は感動し二条院(光源氏の館)に引き取られ晩年を過ごします。

浮いた話が多い中で信じると言うことがキーワードのような「帖」であり、人としてあるいは恋人、夫婦など男女の関係の基本のような「帖」です。
昨今の物騒な世の中でこのような気持ちを持ち、または理解できる人がいれば世界も住みやすかろうに・・・。

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